スマホで電波時計の時刻合わせしました
電波時計が受信失敗するのでスマホで時刻合わせ
電波時計が時刻合わせに使う標準電波は、日本だと福島県と佐賀県から発信されています。私の実家がある愛知県はどちらからも遠いせいか、受信に失敗することが多いです。
正月に実家に帰ったとき、母親の腕時計が電波を受信できず時刻が狂っていて、どうにかならんかと相談を受けました。正直、電波を受信できなきゃどうしようもないでしょ…と思ってました。
ダメ元でググってみたら標準電波をシミュレートするスマホアプリがあり、スマホのスピーカーから疑似的に発した標準電波を強制受信させることができるというのがわかりました。というわけで母親の腕時計の時刻合わせを、スマホを使ってやってみました。
アプリ「JJYEmulator」をインストール
私はAndroidのスマホを使っているため、下記のアプリを使いました。
iPhoneも類似のアプリがあるようです。
apps.apple.comスマホの音量を最大にして時計に近づける
アプリを起動するとスマホのスピーカーからモスキート音が流れ始めます。自分は聞こえたのですが、還暦近い母親には聞こえなかったようです。モスキート音が聞こえる若者にはかなり耳障りな音が鳴ります。
周波数が40kHzと60kHzが選べますが、電波時計側が対応している方を選択してください。今回試した時計は両方の周波数に対応しているため、どちらでも問題ありませんでした。
スマホのスピーカーと、時計のアンテナを近づけます。この腕時計は、説明書によると8時の位置にアンテナがあるとのことなので、そこにスピーカーの音が当たるようにします。
この状態で時計を強制受信モードにしてしばらく放置します。この腕時計の場合、4時の位置にあるボタンを10秒以上長押しで強制受信モードになりました。うまくいけば数分待てば正しい時刻になるはずです。
まとめ
対応している標準電波の周波数や、強制受信モードの操作方法は電波時計の機種によって異なりますので、説明書などで確認してくださいね。アプリの説明書きによると、スマホに繋いだイヤホンで電波時計をぐるぐる巻きにする方法もあるようで、置時計とかはそちらの方法がいいのかもしれないです。
この方法の注意点としてはスマホ自体の時刻が狂っていると、その時刻に合わせられてしまうこと。スマホの時刻が狂っていることはあまりないと思いますがご留意ください。
標準電波を音でシミュレートする方法があるということに驚きました。音をアンテナで受信ってどういう原理なんでしょうか。アンテナで音波を電力に変換しているのか?
いつも電波時計が標準電波を受信できずに困っている方は、簡単ですのでぜひ試してみてください。