なんどねずみ

だいたい名古屋

休日くらいは効率化を忘れたい

私は一度、転職を経験しています。将来への不安や人間関係など、理由はいろいろありましたが、そのうちのひとつに効率的に仕事ができる環境ではなかったというのがあります。

今の職場だと前職と比べが効率化されています。ひとつ例をあげると、ペーパーレス化が進んでいます。あらゆる資料は印刷せず、画面上で見ます。何かと電子承認なので、はんこスタンプラリーする必要がありません。

前の職場ではひとつ承認をもらうのも一苦労でした。決まった様式で書類を作成して印刷→上司が一目で見つけられるよう承認欄に付箋を貼る→無事にはんこをもらえたらスキャンしてデータ化、みたいな謎なフローでした。最終的にデータにするなら印刷せんでもいいやん!上司に渡すと机の山に積まれて、なかなか承認もらえないみたいなことも多々ありました。

私はメーカーに勤めているので効率化することが仕事みたいな側面もあります。そういう仕事をしているせいか、プライベートでも効率を意識してしまいますが、何でもかんでも効率化というのも考えものだな、と感じています。

パーキンソンの法則」というのがあります。仕事の量は完成までに与えられた時間いっぱいまで膨張することを指す法則です。私は転職してから身をもって感じています。効率化すると余裕ができると思いきや、浮いた時間で新たな仕事が降ってきます。

プライベートでも同じことで、食洗機やロボット掃除機を買っても、空いた時間で別の家事に時間をかけてしまったりして、ぜんぜん時間に余裕が生まれません。もっとのんびり暮らしたいのに…。休日もついつい予定を詰め込んでしまいます。

これから人口が減る=働き手が減るわけで、会社としては効率を上げていかなければいけないのは理解できます。仕事では効率化やむなしです。せめてプライベートでは効率化という考えを捨てて、ゆったりのんびり過ごしたいと思う日々この頃です。まあ、プライベートに関しては予定を詰め込む自分が悪いのですが。

私がとらわれていた「しなきゃ」

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